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【市況】16日の株式相場見通し=手掛かり材料不足も米株高と円安維持で買い優勢に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場は、4~12月期決算発表が一巡したことによる手掛かり材料不足感はあるものの、外国為替市場での円安・ドル高進行に対する評価などから買い優勢の推移が継続しそうだ。また、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が5日連続で過去最高値更新となったことも買い支援材料となりそうだ。16日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=114円20銭台での推移となっている。

 15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比107.45ドル高の2万611.86ドルと5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。15日発表された、2月のニューヨーク連銀製造業景気指数や、米1月の小売売上高、米1月の消費者物価指数などの経済指標に改善がみられたことが好感されて買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比36.868ポイント高の5819.440と7日続伸し、連日の過去最高値更新となった。

 日程面では、広告・セールスプロモーションを中心としたコミュニケーションサービス全般の提供を手掛ける日宣<6543>がジャスダック市場に新規上場する。このほかに、1月の工作機械受注に注目。海外では、G20外相会合(~17日まで)、欧州1月の新車販売台数、米1月の住宅着工・完工数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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