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【材料】アルプス技研---16/12期、技術者派遣事業の高稼働・契約単価の上昇などで大幅増益・増配修正、次期も増収増益計画

アルプス技 <日足> 「株探」多機能チャートより

アルプス技研<4641>は2月14日、2016年12月期(16年1月-12月)連結決算を発表。売上高が前期比17.7%増の267.43億円、営業利益が同32.0%増の28.57億円、経常利益が同32.6%増の29.49億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.4%増の19.88億円だった。

アウトソーシングサービス事業については、優秀な人材の確保、契約単価の向上を柱とした営業施策に注力した結果、稼働人数が前年をさらに上回り、契約単価も上昇した。グローバル事業については、工程事業の大型工事検収により大幅に増収増益となった。

同社グループの中核である技術者派遣事業における新卒早期稼働、稼働人員の増加、契約単価の上昇及び全社的なコスト削減が奏功し、増収かつ利益指標は30%超の大幅増益で着地した。同社は、好業績に伴い、配当性向50%を基準として期末配当予想を22円増配の60円とすることを発表した。

17年12月期の連結業績予想については、売上高が前期比8.4%増の290.00億円、営業利益が同7.5%増の30.70億円、経常利益が同7.5%増の31.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.1%増の21.30億円である。同社グループの主要顧客である大手製造業各社からの派遣要請が引き続き堅調であり、この傾向は継続すると見込んでいる。

また、同社は決算発表と合わせて、2017年12月期から2019年12月期までの3ヵ年を対象とする中期経営計画の定量目標(ローリング方式)を発表した。最終の2019年12月期の売上高が334.00億円、営業利益が34.50億円を目標としている。

《TN》

 提供:フィスコ

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