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【市況】個別銘柄戦略:石油株やバイオ関連株などに注目も

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

欧米株式市場の堅調な動きに加えて、為替の円安などもあって、本日の東京市場はしっかりの動きが想定される。日経平均の配当落ちは28円程度とみられるが、これを埋める動きとなりそうだ。米国市場では原油高を背景にエネルギー関連株が上昇している。東京市場でも石油株などに関心が集まろう。とりわけ、石油卸最大手のJXには投資判断格上げの動きが観測されている。また、実質新年度入り相場となるため、節税目的のための換金売り圧力も低下することになる。これは、特に新興市場銘柄にとってポジティブに捉えられよう。短期資金などは新興市場にシフトしていくことが見込まれる。一部でタカラバイオには格上げの動きも見られ、バイオ関連株の行方などに関心が高まる余地。昨日急落した東芝だが、資本不足に対応した希薄化懸念、先行きの投資余力低下による半導体事業への懸念なども加わり、引き続き処分売りが優勢となろう。

《KS》

 提供:フィスコ

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