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【材料】アドバネクス---円高の影響等で第2四半期累計決算は減収減益

アドバネクス <日足> 「株探」多機能チャートより

アドバネクス<5998>は11月11日に2017年3月期第2四半期累計(2016年4~9月期)決算を発表。売上高が前年同期比11.6%減の87.72億円、営業利益が同76.9%減の0.84億円、経常利益が同78.8%減の0.74億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.04億円の赤字(前年同期は2.37億円の黒字)で着地した。大幅な減収減益となったものの、8月12日公表値に対しては売上高で0.72億円、営業利益で0.54億円、経常利益で0.74億円、四半期純利益で0.76億円それぞれ上回ることができた。

自動車向けが引き続き好調に推移したが、円高の影響に加え、OA機器向けが減少。売上高は2桁減収を余儀なくされた。一方、利益面では、売上減の影響のほか、新工場(埼玉工場、メキシコ第2工場)の立上げコストなどが圧迫。アジアの収益性改善などはあったものの、大幅減益となった。しかし、収益性改善の取り組みなどが奏功。大幅減益を見込んでいた8月12日公表値よりは減益幅を圧縮することができた。

2017年3月期通期は売上高が前期比7.2%減の177.00億円、営業利益が同32.7%減の4.50億円、経常利益が同40.5%減の4.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同62.5%減の2.20億円と8月12日公表値を据え置く。

《TN》

 提供:フィスコ

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