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【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家キムさん:JR九州IPOの人気が凄い!しかし配分期待は薄いようだ


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家キムさん(ブログ「IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年10月14日11時に執筆

九州旅客鉄道<9142>(JR九州)が10月25日に上場予定です。
投資を行っていなくても、CMなどを使ったメディア戦略もあり、何かしら情報を知っている方は多いでしょう。個人的にも九州に住んでいる事もありJR九州上場には期待しています。

JR九州は東証1部に直接上場する見込みです。仮条件の範囲は2400円~2600円で、売出価格が上限の2600円で決まった場合の時価総額は4160億円になります。
比較対象になる東日本旅客鉄道<9020>の時価総額は3.5兆円超、西日本旅客鉄道<9021>の時価総額は1.2兆円超、東海旅客鉄道<9022>の時価総額は3.5兆円超です。

今回の上場では「独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が同社株式を100%売出し、PERは約10.89倍、PBRは約1.38倍となる見込みです。配当は年2回を予定しており、2017年3月期は期末配当の予想利回りが1.44%、年率換算では2.88%となる計算です。
また幹事引受証券は60社を超えるという異例の対応です。売出される株数は国内向けが120,000,000株、海外向けが40,000,000株となります。

個人的な判断ですが、公開価格を割るようなことは無く、日本郵政<6178>上場時のように上向くのではないかと考えています。この事から私も店頭申込とインターネット抽選に参加していますが、申込の多さに驚きを隠せません。

店頭では配分が厳しい結果になるかもしれませんと言われ、インターネット申込では申込番号が出る証券会社もあり、その人気ぶりが伺えます。私が手に出来るJR九州株はかなり少ないのではないかと考えられます。何度かIPOに連続当選している私でさえ配分が無いのかもしれないという恐怖があります。

実はLINE<3938>上場では申込の全てが落選しており、悲しい思いをしています。この悪夢がよみがえり、気が気ではありません。LINEと九州旅客鉄道の株数だけを考えると約3倍の差がありIPOに当選しやすい気もしますが、申込者も多くどうなるのか解りません。

ちょっと心配ですが、抽選日までじっと待つしかなさそうです。
話題ある銘柄に当選出来ないと上場日の株価を見るのが嫌になりそうですね。

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執筆者名:キムさん
ブログ名:IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記

《HK》

 提供:フィスコ

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