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【特集】シノケンG Research Memo(9):2016年12月期末に3円の特別配当が濃厚

シノケンG <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元

シノケングループ<8909>はリーマンショックによる損失計上で財務内容が悪化し、財務内容改善を優先しなければならない状況が続いてきたため、配当性向は低く抑えられてきた。好調な業績が続き、財務内容の改善が進んできたことから2016年12月期の1株当たり普通配当金は30円(中間15円、期末15円)と前期比約倍増を予定。配当性向は10.4%とまだ低いながらも前期の5.3%から高める予定。先述のように、経常利益が会社予想の71億円を10%上回る78.1億円を超えることが見込まれる場合、特別配当金として期末に3円の増配を行うとしている。この実現確度は高いだろう。

同社は自己資本比率30%以上を早期に達成することを掲げており(2016年6月末では25.6%)、事業を積極拡大中でもあるため、配当性向はまだしばらくの間、低めで推移すると予想するが、利益拡大に伴って増配が続くものとみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 堀部 吉胤)

《TN》

 提供:フィスコ

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