【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄　エスプール、東宝、ニトリＨＤ (27日大引け後 発表分)

　27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　エスプール <2471> [ＪＱ]　　★今期経常最高益予想を84％上乗せ
　◆16年11月期の連結経常利益を従来予想の2.5億円→4.7億円に83.7％上方修正。増益率が5.3倍→9.7倍に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。コールセンターや店頭支援向け人材派遣の受注が想定より伸びることが寄与。スマートメーター設置業務や障がい者雇用支援サービスの業績拡大も上振れに貢献する。

　ビジョン <9416> [東証Ｍ]　　★今期経常最高益予想を30％上乗せ
　◆16年12月期の連結経常利益を従来予想の8.8億円→11.5億円に30.4％上方修正。増益率が10.0％増→43.5％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。海外渡航者向けモバイルWi-Fiルーターのレンタルや新設企業向け情報通信サービスの受注が想定より伸びる。AIやIoTの活用による生産性向上も利益を押し上げる。

　東宝 <9602> 　　★上期経常を44％上方修正
　◆17年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の173億円→250億円に44.0％上方修正。減益率が32.2％減→2.4％減に縮小する見通しとなった。主力の映画事業で夏公開の自社配給作品「シン・ゴジラ」「君の名は。」が大ヒットしたほか、「ドラえもん」シリーズをはじめ定番アニメも好調だったことが寄与。TOHOシネマズを中心とした映画興業や不動産事業の収益拡大も上振れに貢献した。

　ニトリＨＤ <9843> 　　★上期経常は32％増益で上振れ着地
　◆17年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比32.0％増の498億円に拡大し、従来予想の400億円を上回って着地。2期ぶりに上期の過去最高益を更新した。都市部への積極出店で客数が大きく伸びたうえ、接触冷感機能を持つ寝具やソファなどの販売が好調だったことが寄与。
　　通期計画の800億円に対する進捗率は62.3％に達しており、通期上振れが期待される。

株探ニュース