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【材料】任天堂が満を持して反発、マド埋めからリバウンド開始

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>が反発。前場の売買代金は880億円弱に達し、全上場銘柄のなかできょうも断トツの商いをこなし市場の注目度の高さを反映している。米アップルの今月7日の新製品発表イベントで、任天堂は「スーパーマリオ」の新作をiPhone向けに配信することを発表、これを受けて8日にマドを開けて急騰したものの、その後は戻り売りに押され短期的な調整局面にあった。きょうはその時に開けたマドを寄り後早々の下げでほぼ埋めるかたちとなり、セオリー通り切り返しに転じてきた。

 市場では「マリオ新作の課金モデルが現時点ではっきりしない以上、目先積極的な買いは入れにくい」という意見がある一方、「マリオ新作のiPhone配信はアップルとの連携の始まりを意味していることから、中期的な上値余地は大きい」という見方も底流しており、秋口から年末にかけての株価動向は必然的に関心を集めそうだ。きょうは、「iPhone7」について、前モデルの4倍近い予約があったと伝わったことも米アップル関連の切り口で株価にプラスに働いているようだ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年09月14日 12時41分

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