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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、経済指標改善でポンド買い戻しも

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■反落、英中銀の追加利下げ観測を嫌気

先週のポンド・円は反落。英追加利下げ観測が浮上し、リスク選好的なポンド買いは縮小した。ユーロ売り・ポンド買いもやや後退したことや米ドル・円相場が円高安方向に振れたことで対円レートは一時135円台前半まで下げる場面があった。取引レンジ:135円02銭-138円53銭。

■下げ渋りか、経済指標改善でポンド買い戻しも

今週のポンド・円は下げ渋る展開か。14-15日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)が材料視されそうだ。カーニー総裁は緩和的な金融政策を維持するとの見解を示しているが、英経済指標が予想を上回った場合、ポンドの買戻しにつながる。また、産油国による生産調整への期待で原油価格が持ち直せば、ポンドの支援材料になりそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・13日:8月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.3%、7月:+1.3%)
・14日:5-7月期ILO失業率(予想:4.9%、前回:4.9%)
・15日:8月小売売上高(前月比予想:-0.1%、7月:+1.4%)
・15日:英中央銀行が金融政策発表(現状維持の予想)

予想レンジ:134円00銭-139円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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