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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~物色は「フェリカ」「相棒ポケモン」「EV電池」関連辺りか

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:物色は「フェリカ」「相棒ポケモン」「EV電池」関連辺りか
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の売り越し
■前場の注目材料:アップル「iPhone」フェリカ対応



■物色は「フェリカ」「相棒ポケモン」「EV電池」関連辺りか

7日の日本株市場は売り先行の展開となり、その後は下値の堅さが意識される相場展開になりそうだ。レイバーデーの祝日明け後の米国市場は上昇。先週の雇用統計を受けた追加利上げ観測の後退が引き続き好感されている。また、ISM非製造業景況指数が予想を下振れたことなども利上げ観測を後退させる格好となったようだ。円相場は1ドル102円台前半と円高に振れて推移するなか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円安の16945円だった。

シカゴ先物にさや寄せする格好から17000円処での攻防になりそうだが、週足の一目均衡表の雲下限レベルが16945円辺りであり、シカゴ先物にさや寄せした後は底堅さが意識されそうである。週末にメジャーSQを控えるなか、短期筋の仕掛け的な売買も意識されそうだ。しかし、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されており、地方から景気回復の動きが確認できるようだと、早期利上げ観測が再燃するため、売り込みづらい状況である。

また、昨日の値動きをみると、中小型株に個人主体の資金が向かっていた。レイバーデー明けで海外勢の資金流入が意識されそうだが、物色の流れとしてはテーマ性ある材料株等へシフトしやすいだろう。アップルイベントを控えているなか、フェリカ対応による電子マネー関連のほか、ゲームショウを控えたVR/AR関連、ポケモンGOのアップデートによる「相棒ポケモン」が話題となり、ゲーム株物色が意識される。その他、EV電池の関連銘柄などの動向が注目されよう。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1310万株、買い1250万株、差し引き60万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


8月31日(水):210万株の買い越し
9月01日(木):500万株の買い越し
9月02日(金):350万株の売り越し
9月05日(月):670万株の売り越し
9月06日(火):60万株の買い越し



■前場の注目材料

・NYダウは上昇(18538.12、++46.16)
・NY原油は上昇(44.83、+0.39)
・EV用電池増産前倒し
・アップル「iPhone」フェリカ対応
・GEが3Dプリンター2社買収
・民泊利用がアジアで急増



☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・特になし


<海外>
・10:15 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(経済見通し)
・10:30 豪・4-6月期GDP(前年比予想:+3.3%、1-3月期:+3.1%)

《WA》

 提供:フィスコ

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