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【材料】タカラバイオが上値追い態勢、研究用のヒト膵臓細胞を世界で発売へ

 タカラバイオ<4974>が上値追い態勢を強め、4日続伸で始まった。同社は23日、ヒトiPS細胞から作製した研究用膵臓細胞(膵β細胞)の販売を24日から全世界で開始すると発表、これを材料視する買いが株価を押し上げている。研究用のヒト膵臓細胞は入手が難しく、従来から安定供給が望まれていただけに市場の評価も高まりそうだ。

 同社は遺伝子工学を活用した治療薬の開発などを手掛け、ウイルスでがん細胞だけを攻撃する画期的新薬「HF10」を治験中で、その将来に期待が大きい。また、来期にはキメラ抗原受容体を用いた「CAR-T細胞療法」のフェーズ1を控え業界の注目を集めている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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