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【市況】24日の株式相場見通し=円高一服で買い先行も上値重い展開

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場では、前日の欧米株式市場が堅調に推移したのに加え、外国為替市場で、前日に一時、1ドル=99円台半ばまで円高が進行していた円相場が、24日早朝の東京外国為替市場で1ドル=100円20銭台とやや落ち着きをみせていることから、買いが先行することになりそうだ。

 ただ、23日終値で、5日移動平均線(1万6574円)と25日移動平均線(1万6583円)がデッドクロス(DC)していることから、目先的には調整ムードが強まっており、買い一巡後は上値の重い展開も予想される。

 23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比17.88ドル高の1万8547.30ドルと小幅反発した。7月新築住宅販売件数が、季節調整済みの年率換算で市場予想を上回るなど良好な経済指標が相次いだことから、買いが優勢となった。ただ、朝方の買い物が一巡すると利益確定の売りで伸び悩んだ。ナスダック総合株価指数は、前日比15.475ポイント高の5260.078と続伸した。

 日程面では、8月の月例経済報告、22日時点の給油所の石油製品価格、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、米7月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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