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【市況】23日の株式相場見通し=手控えられこう着相場に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 23日の東京株式市場は、手掛かり材料の乏しいなか、売り買いともに手控えムードの強いこう着相場となりそうだ。外国為替市場の円相場が1ドル=100円台での推移では、積極的に輸出関連銘柄を買い進むリスクが意識される。一方で、日銀が追加金融緩和で、上場投資信託(ETF)買い入れ額の倍増を決めて以降は、毎日買い入れ思惑を考慮することになり、思い切った売りも出しづらい地合いとなっている。23日早朝の東京外国為替市場では1ドル=100円30銭台での推移となっている。

 22日の米株式市場では、NYダウ平均株価は前週末比23.15ドル安の1万8529.42ドルと小幅続落した。利上げの時期が、従来の市場予想に比べて早まるとの見方が浸透してきたことが嫌気されて、売りが優勢となった。ただ、後場には下げ渋る傾向もみられた。ナスダック総合株価指数は、前週末比6.225ポイント高の5244.603と小幅反発した。

 日程面では、日銀第1回フィンテックフォーラムで黒田総裁があいさつ、6月の毎月勤労統計確報値に注目。海外では米7月の新築一戸建て住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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