【通貨】英ポンド週間見通し:やや下げ渋りか、英GDP改定値が手掛かり材料に
■もみあい、リスク回避のポンド売りは後退
先週のポンド・円はもみあい。7月小売売上高は市場予想を大きく上回ったことから、リスク回避的なポンド売りは一度後退した。しかしながら、英国はEU基本条約(リスボン条約)50条規定にもとづき2017年4月までに欧州連合(EU)離脱の意思を通知する意向との報道を受けて、ポンド売りが再び強まり、対円レートは上げ渋った。取引レンジ:129円23銭-132円27銭。
■やや下げ渋りか、英GDP改定値が手掛かり材料に
今週のポンド・円はやや下げ渋りか。欧州連合(EU)離脱に伴う英国の実体経済への懸念は強いが、足元で発表された経済指標は予想を上回っており、ポンドは強い動きを見せている。26日発表の4-6月期国内総生産(GDP)改定値が上方修正された場合、ポンドの押し上げ要因となりそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・26日:4-6月期国内総生産改定値(前年比予想:+2.2%、速報値:+2.2%)
予想レンジ:129円00銭-134円00銭
《FA》
提供:フィスコ