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【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は大幅に値上がり、市場活性化の期待も高まる

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 59145.98 +1.45%
15日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比847.57ポイント高(+1.45%)の59145.98で取引を終えた。59323.91まで上昇した後、一時58316.23まで下落した。

原油価格の続伸が好感され、資源銘柄に買いが広がった。早期の米利上げ懸念がやや後退したことなどが原油価格を押し上げたもようだ。国内では、通貨レアルの上昇や政府が17年の成長見通しを上方修正する可能性があるとの見方が支援材料。国内メディアによると、政府は17年の成長見通しをこれまでの1.2%から1.5%まで引き上げる可能性があるという。また、クレディ・スイス(CS)も15日、2017年のブラジルの成長予想を0.8%まで引き上げた。

【ロシア】MICEX指数 1977.28 +0.51%
15日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比10.10ポイント高(+0.51%)の1977.28で取引を終了した。1983.10から1964.84まで下落した。

原油価格の続伸が支援材料となり、資源銘柄などに買いが継続した。弱い米経済指標を受け、早期の米利上げ観測が後退しているほか、米資源大手エクソンモービルがナイジェリア最大の原油積み出し港について、不可抗力条項(フォースマジュール)の発動を宣言したことが原油価格を押し上げたもようだ。国内では、ロシア経済発展貿易省7月の鉱工業生産の上昇率(前月比)見通しを前に予想した-0.9%から-0.6%に上方修正したことが景気の底打ち観測を強めた。一方、指数の上値は重い。指数が年初来の高値水準で推移しているため、高値警戒感から上げ渋る展開となった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3125.20 +2.44%
週明け15日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比74.53ポイント高(+2.44%)の3125.20ポイントと続伸した。約7カ月ぶりの高値水準を回復する。

政策期待が追い風。先週12日に公表された7月の重要経済指標が軒並み低調な内容だったことを受け、「景気減速を回避するため、当局は近く追加的な景気刺激策を打ち出す」との見方が広がった。市場関係者の間では、8月中にも預金準備率が引き下げられる??との観測が流れている。市場活性化の期待も高まる。早ければ今週中にも、深セン・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)解禁スケジュールが発表される??と報じられた。

《CS》

 提供:フィスコ

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