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【市況】16日の株式相場見通し=買い気盛り上がらず続落、円高進行に警戒感も

 16日の東京株式市場は、引き続き売買エネルギー不足の地合いが予想され、外国為替市場で再び円高・ドル安進行懸念が強まっていることから、利益確定の売りが出やすい展開で、日経平均株価は続落となりそうだ。16日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=101円10銭台での推移となっている。

 15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比59.58ドル高の1万8636.05ドルと反発し、2営業日ぶりに過去最高値を更新した。NY原油先物指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物の価格が急上昇して、1バレル=45ドル台を回復したことから、投資家心理が強気に傾き、石油関連など資源株や素材関連株を中心に上昇する銘柄が目立った。ナスダック総合株価指数は、前週末比29.120ポイント高の5262.015と3日続伸し、3日連続で過去最高値を更新した。

 日程面では、7月の新築マンション市場動向に注目。海外では、米7月の消費者物価指数、米7月の鉱工業生産・設備稼働率、米7月の住宅着工・完工件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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