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【市況】<マ-ケット日報> 2016年8月15日

 週明けの市場は日経平均が反落。終値は前週末比50円安の1万6869円だった。米株安に円高進行とあってこの日は小幅安で推移。途中、日銀のETF買い入れ期待で小幅高に転じる場面はあったものの、それが空振りに終わると再びマイナス圏に落ちての引けとなっている。

 前週末の米国市場は軟調な経済指標の発表を受けてダウ平均は反落した。前日に史上最高値を更新していただけに目先筋の利食い売りも出やすかったようだ。ただ、ハイテク株の多いナスダック指数は連騰して最高値を更新。原油先物(WTI)も大きく続伸しており、株式市場の上昇基調に変わりはなさそうだ。さて、お盆休みに入っている東京市場は、円高と米株反落で小口売り先行の展開に。安ければ日銀の買いが入るという安心感から、株価は高値圏にありながらも深く押す様子はほとんど見られなかった。寄り前に発表された4-6月GDPは事前予想をやや下回る結果だったが市場に目立った反応はなし。逆に中国上海株指数が2%を超える急騰を演じていながらも、買いで反応する場面はあまり見られなかった。東証1部の出来高12億株は本年最低を記録。東京市場は完全な夏休み状態といえそう。

 今週の主なスケジュールは、15日(月)4-9月GDP速報、16日(火)米7月の住宅着工件数、米7月の鉱工業生産、17日(水)7月のFOMC議事要旨公表、18日(木)7月の貿易統計、19日(金)7月の全国百貨店売上高となっている。(ストック・データバンク 編集部)

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