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【通貨】外為サマリー:1ドル101円前半の円高、米早期利上げ観測が後退

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=101円40銭前後と前週末に比べ60銭強の大幅なドル安・円高で推移している。

 先週末12日のニューヨーク市場では急激なドル安・円高が進行。米7月小売売上高は市場予想に達しなかったほか、米7月生産者物価指数も予想を下回った。これを受け、米早期利上げ観測が後退しドル売りが優勢となるなか、一時100円82銭までドルが売られる場面があった。

 週明け15日の東京市場では、やや値を戻し101円前半で推移しているが、依然軟調な値動きが続いている。内閣府が発表した4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は、物価変動を除いた実質で年率換算0.2%増となった。市場予想の0.7%増を下回った。ただ、日銀の追加緩和期待もあり、市場の反応は限定的だった。日経平均株価は朝方軟調にスタートしたが、その後下げ幅を縮小しており、株式市場の動向に為替相場も左右されそうだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1155ドル前後と同0.0010ドル前後のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=113円12銭前後と同60銭前後のユーロ安・円高で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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