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【通貨】英ポンド週間見通し:伸び悩みか、緩和継続姿勢で上値は重くなりそう


■軟調推移、企業活動低下や個人消費停滞を嫌気

先週のポンド・円は下落。英中央銀行は10日、7月の企業活動と個人消費の伸びが鈍化したとの調査結果を公表したことが要因。英国が欧州連合(EU)から離脱することによって企業の設備投資などが減少するとの見方も浮上しており、リスク回避的なポンド売りが優勢となった。取引レンジ:130円37銭-134円03銭。

■伸び悩みか、緩和継続姿勢で上値は重くなりそう

今週のポンド・円は伸び悩みか。欧州連合(EU)離脱に伴う英国の実体経済への懸念が続きそうだ。英中銀は緩和方針の継続する考えで、7月消費者物価指数や7月小売売上高などの経済指標が予想を下回った場合、ポンド売りが強まりそうだ。一方で、原油価格の上昇によるポンド買いフローも見込まれるため、大幅安の展開は想定しにくい。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・16日:7月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.3%、6月:+1.4%)
・17日:4-6月期ILO失業率(予想:4.9%、3-5月期:4.9%)
・18日:7月小売売上高(前月比予想:+0.2%、6月-0.9%)

予想レンジ:130円00銭-134円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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