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【市況】NY株式:米国株は下落、原油相場の続落を嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

10日の米国株式相場は下落。ダウ平均は37.39ドル安の18495.66、ナスダックは20.90ポイント安の5204.58で取引を終了した。主要経済指標や企業決算の発表が少なく、朝方は前日終値を挟んで揉み合う展開となった。その後午後にかけて原油相場が下落に転じると、緩やかに下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では、食品・生活必需品小売やメディアが上昇する一方で銀行やエネルギーが下落した。

原油相場の下落を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が軟調推移。アパレルのマイケル・コース(KORS)は7-9月期の業績見通しが予想を下振れる内容となり、下落。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は中国において同社車両が自動運転機能の作動中に事故を起こしたことが報じられ、売られた。一方で、口コミサイトのイェルプ(YELP)は決算が黒字に回復したことが好感され、大幅上昇となった。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は決算内容が予想を上振れ、堅調推移となった。

明日から週末にかけて、百貨店のメーシーズ(M)、ノードストローム(JWM)、コールズ(KSS)、JCペニー(JCP)など多くの小売決算が発表される。先日発表された4-6月期GDP速報値では個人消費が堅調であったことから小売各社の決算に対する期待は高い。


Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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