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【材料】ウェルネットがストップ安、16年6月期業績高変化も来期以降は投資先行で減益見込み

ウェルネット <日足> 「株探」多機能チャートより
 ウェルネット<2428>がストップ安で気配値に張り付いている。同社はコンビニ向けなどを中心に決済代行業務を手掛け、リアルタイムで購入代金を手数料なしで決済できる「マルチペイメントサービス」に対する市場の評価が高い。

 業績はオークション向けで需要を取り込み急拡大、5日取引終了後に発表した16年6月期の売上高は105億2900万円(前期比18.5%増)、営業利益は20億5400万円(同25.5%増)、最終利益は13億5000万円(同44.0%増)と絶好調だった。株主構成にも思惑をはらみ、直近では5日付でレオスキャピタルワークスが同社の株式を買い増しているほか、三井住友銀行なども5%超の大株主に浮上している。ただ、17年6月期、18年6月期の営業利益見通しについては積極投資を先行させる影響で10~15億円程度と極めて保守的にみていることで、これを嫌気する目先筋の売りがかさんでいる。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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