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2016年08月03日05時00分

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

日本光電 <日足> 「株探」多機能チャートより

■日本光電 <6849>  2,465円 (-405円、-14.1%) 一時ストップ安

 東証1部の下落率2位。日本光電 <6849> が急落し、年初来安値更新。1日の取引終了後、第2四半期累計(4-9月)連結業績見通しについて、売上高を780億円から750億円(前年同期比2.0%増)へ、営業利益を45億円から37億円(同12.3%減)へ、純利益を29億円から18億円(同28.5%減)へ下方修正したことが嫌気された。第1四半期において国内・海外ともに売り上げが落ち込んでおり、第2四半期には回復を見込むもののカバーしきれないとみていることが要因だという。また、為替レートが想定よりも円高で推移していることや為替差損の計上も響くとしている。あわせて発表した第1四半期の連結決算は売上高314億200万円(前年同期比3.9%減)、営業損益4億1600万円の赤字(前年同期1億3200万円の黒字)、最終損益10億8600万円の赤字(同2億3900万円の黒字)だった。国内市場がPAD(一般市民によるAEDを用いた除細動)市場におけるAEDの更新需要鈍化や治療機器の低調により減収となったほか、海外市場でも新興国市場における通貨安、原油安の影響に加え、円高による為替換算上の目減りもあり、売上高が減少した。人員の増強で人件費が増加したことも損益悪化につながった。

■寿スピリッツ <2222>  2,800円 (-405円、-12.6%)

 東証1部の下落率3位。寿スピリッツ <2222> が急落。1日取引終了後、17年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表し、売上高は67億2400万円(前年同期比21.3%増)、営業利益は3億7200万円(同6.6%増)と増収増益だったが、2日は利益確定の売りに押された。インバウンド対策や首都圏展開の推進などの施策が奏功し、主力ブランド「ルタオ」などの売り上げが拡大し、業績を牽引した。また、セグメント別ではケイシイシイ、寿製菓・但馬寿、シュクレイなどが好調で、2月に連結の範囲に含めたフランセの季節変動によるマイナス影響を吸収し、増益に寄与した。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高313億7000万円(前期比17.9%増)、営業利益36億8000万円(同12.3%増)を見込んでいる。

■EPSホールディングス <4282>  1,294円 (-164円、-11.3%)

 東証1部の下落率4位。EPSホールディングス <4282> が急反落。1日の取引終了後、16年9月期連結業績見通しについて、営業利益を52億2500万円から56億円(前期比2.2%増)へ、純利益を30億円から35億円(同61.8%増)へ上方修正したが、営業利益で62億円前後を見込む市場予想に届かないことから、失望売りが出たようだ。なお、売上高は525億円(同16.1%増)で据え置いている。国内SMO(治験施設支援)事業の統合に伴う構造改革費用や、国内CRO(開発業務受託)事業における専門力強化に向けた人材投資に伴う費用、さらにCPO(臨床研究支援)事業の立ち上げに伴う初期費用などが発生しているものの、国内CRO事業を中心とした高水準な需要に伴う収益増が上回ることが要因という。あわせて発表した第3四半期累計(15年10月-16年6月)の連結決算は売上高381億8700万円(前年同期比17.0%増)、営業利益49億5300万円(同37.7%増)、純利益31億5800万円(同2.0倍)だった。

■三浦工業 <6005>  2,067円 (-212円、-9.3%)

 東証1部の下落率6位。1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は41%減益で着地」が嫌気された。三浦工業 <6005> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比41.5%減の9.8億円に落ち込み、4-9月期(上期)計画の54億円に対する進捗率は18.2%にとどまり、5年平均の35.6%も下回った。

■セントラル硝子 <4044>  407円 (-36円、-8.1%)

 東証1部の下落率9位。セントラル硝子 <4044> が4日続落、年初来安値を更新した。同社は1日の取引終了後、17年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表。売上高は549億2800万円(前年同期比2.3%減)、営業利益は29億1300万円(同8.7%減)、純利益は21億9500万円(同15.2%減)と減収減益となったことを嫌気された。電子材料用ガラスは、タッチパネル用関連製品が減少、化成品事業では医薬品関連や半導体用途の特殊ガス関連製品などが為替の影響を受けている。通期業績は売上高2270億円(前期比3.6%減)、営業利益130億円(同6.8%減)、純利益100億円(同0.5%減)と従来見通しを据え置いた。

■NOK <7240>  1,820円 (-154円、-7.8%)

 NOK <7240> が大幅続落。1日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高1471億1000万円(前年同期比16.5%減)、営業利益3億7700万円(同96.8%減)、最終損益16億2700万円の赤字(同98億7900万円の黒字)と最終損益が赤字に転落したことが嫌気された。北米を中心とした海外需要の増加で、主力の自動車シール事業は好調に推移したものの、スマートフォン向けの受注減少や為替の影響で電子機器部品事業が低迷し、全体の足を引っ張った。また、為替差損の計上も響いた。なお、17年3月期通期業績予想は、売上高6646億円(前期比10.9%減)、営業利益350億円(同27.5%減)、最終利益225億円(同25.1%減)の従来予想を据え置いている。

■帝人 <3401>  355円 (-30円、-7.8%)

 帝人 <3401> が後場に入り下げ幅拡大。前引け後に17年3月期の連結業績見通しについて、売上高を7750億円から7400億円(前期比6.4%減)へ、営業利益を580億円から530億円(同21.0%減)へ、純利益を360億円から350億円(同12.6%増)へ下方修正したことが嫌気された。先行投入費用の増加に加えて、為替の前提を1ドル=106円へ、1ユーロ=118円へ見直したことなどが要因としている。あわせて発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高1742億2600万円(前年同期比9.5%減)、営業利益156億9700万円(同4.4%減)、最終利益114億3600万円(同2.2%増)だった。構造改革などによるコストダウン効果はあるものの、樹脂事業の販売数量の減少やアラミド繊維事業での大型定修の影響で、減収減益を余儀なくされた。

■イーグル工業 <6486>  1,163円 (-98円、-7.8%)

 1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は57%減益で着地」が嫌気された。イーグル工業 <6486> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比57.4%減の22.4億円に大きく落ち込み、4-9月期(上期)計画の50億円に対する進捗率は44.8%にとどまり、5年平均の54.6%も下回った。

■ポーラHD <4927>  9,510円 (-800円、-7.8%)

 ポーラ・オルビスホールディングス <4927> が反落。1日取引終了後、16年12月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を2190億円から2230億円(前期比3.8%増)へ、営業利益を250億円から260億円(同15.5%増)へ上方修正したが、営業利益の市場予想270億円程度に届かなかったことが嫌気された。上方修正は、基幹ブランド「POLA」の新製品が好調に推移していることに加え、訪日外国人観光客によるインバウンド売り上げが化粧品から美容健康食品などへ裾野が拡大していることが業績向上に寄与すると見込んでいる。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は売上高1069億5700万円(前年同期比7.2%増)、営業利益121億5000万円(同31.5%増)だった。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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