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【市況】<マ-ケット日報> 2016年7月25日

 週明けの市場は日経平均が小幅続落。終値は前週末比6円安の1万6620円だった。米株反発や円安進行を好感して150円ほど値上がりする場面があったものの、買いが続かず終盤は値下がりに転じてしまった。任天堂 <7974> じてしまった。任天堂 <7974> がストップ安となったことも投資マインドにやや影響したようである。

 前週末の米国市場は企業業績や景気への期待感からダウ平均がさっそく反発に転じた。米主要企業500社で構成される指数S&P500種は早くも最高値を更新。ハイテク株の多いナスダック指数も2日ぶりに年初来高値を更新している。さて、東京市場は日経平均が1万7000円の大台を前にここ数日は足踏み状態。連騰期間中は20億株超えが当たり前だった東証1部の出来高も、足元では15~16億株という低迷期の水準に逆戻りしている。上値を買い上げて行くエネルギーは減ってしまったが、一方では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大きく上回っており、出遅れ銘柄などの物色はまだ継続中。相場の基調はまだ維持されているといえよう。今週は日米で金融政策会合が実施されるため水曜日くらいまでは膠着しやすいが、週末は日銀の政策対応次第で大きく動く展開が予想される。

 今週の主なスケジュールは、25日(月)6月の貿易統計、26日(火)米連邦公開市場委員会(FOMC、27日まで)、アップル決算、27日(水)米6月の耐久財受注、日産、三菱自の決算、28日(木)日銀金融政策決定会合、ソフトバンク決算、29日(金)日銀総裁会見、6月の鉱工業生産、4-6月米GDP速報、ソニー決算などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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