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【通貨】来週の為替相場見通し=日銀決定会合を注視の展開

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の内容に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=104円00~107円50銭。

 この週は、米国の景気拡大期待などを背景にドル高・円安が進行し21日には一時、約1カ月半ぶりに107円台を回復した。ただ、黒田日銀総裁がヘリコプターマネーの導入に否定的な発言をしたことが伝わると22日にかけ一気に105円台へ円高が進行した。来週は、26~27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、28~29日に日銀金融政策決定会合が開催される。FOMCでは金融政策は据え置かれる見通しだが、日銀決定会合では追加緩和の実施を予想する向きは少なくない。もし追加緩和が行われた場合、円安基調が強まりそうだが、市場には見送りとみる向きもある。いずれにせよ、29日の日銀の発表後は、相場は大きく上下しそうであり、それまでは様子見姿勢が続きそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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