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【通貨】7月21日のNY為替概況

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円49銭へ上昇後、105円70銭まで反落し、105円85銭で引けた。

米国の週次失業保険申請件数が予想外に減少したほか、米国の6月中古住宅販売件数も9年ぶりの高水準に達したことを好感したドル買いが優勢となった。その後、株安、原油安を嫌ったリスク回避の円買いが再燃。

ユーロ・ドルは、1.1060ドルへ上昇後、1.0980ドルへ反落し1.1010ドルで引けた。

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り金融政策据え置きを決定、ドラギECB総裁はその後の会見でも速やかな追加緩和の必要性を示唆しなかったためユーロのショートカバーが優勢となった。ただ、ユーロ圏の金利先安感も根強く上値も抑制された。

ユーロ・円は、117円48銭から116円36銭へ下落。原油安、株安を嫌気したリスク回避の動きが優勢となった。

ポンド・ドルは、1.3164ドルから1.3240ドルへ上昇。

ドル・スイスは、0.9841フランへ下落後、0.9907フランへ上昇した。



 21日のNY原油先物は続落。45.69ドルから44.66ドルまで下落した。EIAの報告で、米国の供給が過去数十年間で最高水準に達したことが嫌気された。

[経済指標]

・米・先週分新規失業保険申請件数:25.3万件(予想:26.5万件、前回:25.4万件)・米・失業保険継続受給者数:212.8万人(予想:213.7万人、前回:215.3万人←214.9万人)・米・7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:-2.9(予想:4.5、6月:4.7)・米・6月シカゴ連銀全米活動指数:0.16(予想:-0.20、5月:-0.56←-0.5・米・5月FHFA住宅価格指数:前月比+0.2%(予想:+0.4%、4月:+0.2%)・米・6月景気先行指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、5月:-0.2%)・米・6月中古住宅販売件数:前月比?1.1%、557万戸(予想:548万戸、5月:551万戸←553万戸)

《KY》

 提供:フィスコ

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