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【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家虫とり小僧:インデックス投資で1億円つくったブロガーさんの話


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家、虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話、ツイッター:@mushitori)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年7月19日21時に執筆


2年ほど前に、あるインデックス投資ブロガーさんが、1億円以上の金融資産を築いて話題になったことがあります(私も知っている方でした)。

そのニュースに対しては、「すごい!おめでとう!」「いつかは俺も!」というような反応の他に、

「たいしたことはない。個別株式運用やFXでならもっと儲けた人がいくらでもいる」

「インデックス投資をしていたから1億円が築けたわけじゃなくて、収入が多いから1億円になっただけでしょ」

と、いうようなものも少なからずありました。


・・そもそもインデックス投資なんて、そんなにたいしたものではありません。

株式や債券を織り交ぜた一般的な国際分散ポートフォリオであれば、投資資産の年率期待リターンなんて5%前後くらいです(しかも、暴落時にはもろにダメージを食らいます)。手間なく、なるべく低コストで「マーケットのほぼ平均値」すなわち「世界経済の成長の分け前」をいただこうとするだけのものです。

また、収入が多いからこそ1億円を達成できた、というのも、そのとおりだと思います。おそらく「1億円到達」におけるインデックス投資の寄与率はさほど高くはないでしょう。

ただ、それでも、勝ち組サラリーマンが、預貯金以外にも資産形成の手段として「インデックス投資」を取り入れ、そしてそれを継続している、という点は注目に値すると思いました(その方は、学歴的にも職歴的にもエリートで、とても頭のいい人です)。

しかも、そのブロガーさんは、基本的に質素な日常生活を心がけているようです。

収入と支出のバランスをコントロールできる金銭感覚を持っている人は、おそらく過剰な無駄遣いはしないはずです。ましてや、長期的に見て損をする可能性の高い投資(投機)だと判断すれば、自分の金融資産の半分以上をリスク資産に投じるはずがありません。

基本的には本業の仕事に注力する。でも、預貯金だけではなく、株式や債券などのリスク資産も持っていたほうが資産形成には効率がよい、という判断をして、なるべくを手間をかけずにインデックス投資を実践しているのでしょう。

長く続けている実践者のパフォーマンスを見ると、預貯金だけでは到底考えられないような利益が出ていることも事実です。

人それぞれ、自分にあった投資スタンスを見つけたいものですね。

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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)

《MT》

 提供:フィスコ

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