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【市況】<マ-ケット日報> 2016年7月14日

 14日の市場は日経平均が4日続伸。終値は前日比154円高の1万6385円で、6月10日以来、約1カ月ぶりの水準まで回復してきた。前日の米株続伸や円安進行が引き続き買い材料に。高値警戒感からやや買いの手は落ちたが、日本の政策期待もあり下値は堅固。外国人の買いが続けば一段高の可能性は十分にありそうだ。

 昨日の米国市場は主要企業の4-6月決算への期待からダウ平均が4日続伸。連日で史上最高値を更新した。1-3月まで減益が続いていた企業業績が4-6月より好転するとの見方が広がっており、この日は一時マイナス圏に沈んだものの、すぐに押し目買いによってプラス圏へと回復している。当面は1万8000ドル台で堅調に推移しそうだ。さて、東京市場は米株高と円安に支えられて本日も上昇。急ピッチな戻りに対する警戒感はあるものの、米国発の世界的なリスクオンの流れが勝り、目先的な売り物をどんどん吸収する需給相場の様相を呈している。政策面で政府の財政出動に日銀の追加緩和がセットで出されるとの見方が強まっており、これが海外ヘッジファンドなどの買いを呼び込む背景となっている。本日は外部環境の改善や政策期待の強まりから、円相場が大引け直前に1ドル=105円台まで下落。フシ目を超えたことで明日以降の日本株に一段の追い風となりそうだ。チャート上では75日移動平均線超えを明確してくる展開が予想される。(ストック・データバンク 編集部)

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