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2016年07月11日15時17分

【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家虫とり小僧:投資に対する世間一般のイメージ

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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家、虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話、ツイッター:@mushitori)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年7月9日21時に執筆

5年ほど前の話ですが、私は個人投資家としてNHKのテレビ番組に少しだけ出演したことがあります。

怪しい金融商品にボッタクられたり、極端な投資法に手を出して失敗したりしないように、しっかりとした金融リテラシーと情報ネットワークを持とう!というような主旨の番組でした。

私の出演そのものは、ほんの数秒であり、「あんまり欲をかき過ぎても、ロクなことにはならないよね」というようなことをコメントしただけです。

ところが、ゴールデンタイムのNHKの影響力はすさまじく、私のもとには少なからぬ知人から連絡がありました。


もらった連絡はどれも、「投資=ギャンブル=危ないこと」という前提に立った冷やかな(憐れみさえ含む)ものでした。「投資」という危険で愚かな行為に私がハマって堕ちてゆくことを、心の底から心配してくれているような暖かい?アドバイスもありました。

私の行っているインデックス投資なんてものは、最初に資産配分(アセットアロケーション)さえ決めてしまえば、あとは自動積み立てを行い、数ヶ月に一度状況確認をして、必要に応じて(年に一度くらい)リバランスと呼ばれる配分調整を行うだけのとても退屈な投資です。

しかしながら、世間の多くの人はそのような投資方法が存在することすら知らないのです。

あれは、世間の「投資」に対するイメージがよく分かる体験でした。すべての投資は「危ないギャンブル」だと世間の多くの人には思われているのです。


もちろん、よく分からない投資商品を買うことは「危ないこと」でしょう。また、素人が退職金でいきなり個別株式の売買を始めることや、金融機関の勧める商品をホイホイ買うことなんかはとても「危ないこと」だと思います。

金融機関が一番最初に進めてくる商品は、彼らにとって儲かる商品の場合が多く、消費者にとって有利な商品であることはほとんどありません(彼らも商売です)。投資をするならボッタクられないように、ある程度の勉強をする必要があるでしょう。

それに実際、世の中にはまともな金融商品より、怪しいボッタクリ商品の方がはるかに多いことも事実なので、中途半端な金融リテラシーで手を出すよりは、「投資は危ないもの」と思っていた方がいいのかもしれません。そういうアレルギー反応が、ときには身を守ることは否定できません。

しかしながら、安全だと思われている預貯金や保険、公的年金や企業年金などからも、間接的には株式や債券に投資をしています。預貯金しか持っていないような場合は、日本国債への集中投資をしているようなものである、とも言えるのです。


自分の実践している投資スタンスを、誰かにオススメしたり押し付けるつもりはありませんが、相談されたり意見を求められる機会がたまにあるので、そんなとき、金融機関にボッタクられないようアドバイスをすることの延長にあるテレビ出演だったのですが、多くの人にその真意と内容を理解してもらうのは、難しいことでした。

身の周りの人たちと「投資の話」をするときは、それなりの覚悟と勇気が必要になるようです。

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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)

《MT》

 提供:フィスコ

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