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【特集】三機工業 Research Memo(8):株主還元策として株式市場での自社株買い及び消却にも積極的

三機工 <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元

三機工業<1961>は株主還元にも積極的である。第1の株主還元策として株式市場で積極的に自社株買い及び消却を行ってきた。2014年3月期には4,000千株を取得し、4,800千株を消却した。2015年3月期第2四半期では2,000千株を取得し、3,000千株を消却した。その後2016年3月期中は大きな自社株買いは行わなかったが、2016年3月期末の発行済株式数は66,661,156株、自己株式は3,107,491株(貸借対照表計上額2,258百万円)となっている。

また配当についても、今までは年15円の安定配当を基本としてきたが、2015年3月期は創立90周年の記念配当5円を加えて年間20円の配当を行った。さらに2016年3月期は普通配当を年間18円に増配したことに加え、業績が好調であったことから期末に12円の特別配当を実施、結果として年間30円の配当(配当性向35.8%)を行った。今期の年間配当は普通配当20円の予定だが、今後の業績動向によっては増配の可能性もありそうだ。

このような積極的な株主還元の姿勢は大いに評価すべきと思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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