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2016年07月05日15時56分

【特集】オークファン Research Memo(4):300億件を超える実売価格データが強みの源泉

オークファン <日足> 「株探」多機能チャートより

■強みと事業リスク

オークファン<3674>の強みは、過去10年以上にわたって蓄積した300億件を超える実売価格データを保有していることである。また、そのデータを分析・加工できるツールを提供できる体制があること及び、データの分析力などを挙げることができる。そして、そのデータをキラーコンテンツとして月間1,500万を超えるサイト訪問者数を有することも強みの1つとして挙げることができる。

同社の保有する圧倒的なデータ数が他社への参入障壁になっていると同時に、月間1,500万超のサイト訪問者を有することで、同社にデータを供給しているeマーケットプレイスとのより強い共存関係を生み出す要因として働いている。同社と同様のサービスを展開する競合企業はない。なお、消費者向け価格比較サイト「価格.com」を運営するカカクコム<2371>とはサービス内容が類似しているが、対象ユーザー及び、ビジネスモデルが大きく異なり、基本的に競合関係はない。

事業リスクは、各事業領域における人材(リソース)の確保が同社の大きな経営課題である。戦略展開に見合う人材育成及び、確保が間に合わない場合には、売上及び、利益成長のボトルネックになる可能性がある。同社では人材の育成及び、確保を重要な課題と認識しており、中期経営計画における戦略投資に占めるウエイトは高くなっている。

加えて、同社のユーザーは特定の検索エンジンからの集客であるため、SEO施策を行っているが、検索結果を表示する検索エンジンのアルゴリズムが大幅に変更されるなどにより、それまでのSEO施策が有効に機能しなくなるような場合には、追加的な費用発生及び集客数の減少につながり、業績にマイナスの影響を及ぼす可能性があることも、事業リスクとして挙げることができる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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