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【市況】NY株式:ダウは24ドル高、イエレンFRB議長の議会証言を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は24.86ドル高の17829.73、ナスダックは6.55ポイント高の4843.76で取引を終了した。世論調査の結果を受けて英国の欧州連合(EU)離脱を巡る懸念が後退したことが引き続き好感されており、米国株にも買いが先行。イエレンFRB議長の議会証言では、米国経済が景気後退に陥る可能性は低いが、低成長・低金利環境が長期間続く可能性を指摘した為、利上げ観測が後退し、緩やかに上昇する展開となった。セクター別では、エネルギーやソフトウェア・サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品やメディアが下落した。

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)は4-6月期旅客収入の減少率を縮小したことで上昇。ソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)は昨日の株主総会で、議決権のない新株の発行案が可決され、買われた。一方で、住宅建設会社のレナー(LEN)は決算内容が好感されたものの、下落に転じた。

マーケット終了後にグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した3-5月期決算は売上高は予想に一致し、一株利益は予想を上振れた。慎重な今期見通しを示したことが嫌気され、時間外取引で下落して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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