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【市況】21日の中国本土市場概況:上海総合指数は弱含み、素材関連株などが売られる

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

21日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.25ポイント(0.35%)安の2878.56ポイントと3日ぶり反落した。上海A株指数も上昇し、10.76ポイント(0.36%)安の3013.08ポイントで引けている。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数は0.50ポイント(0.15%)安の340.24ポイント、深センB株指数は0.97ポイント(0.09%)安の1068.19ポイントで終了した。

新規の買い手がかりに乏しいなかで売られる展開。主要経済統計の発表が先週までに一巡するなか、様子見ムードが漂っている。一方、政策期待は続く。深センと香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)解禁に対する期待が強まっている。市場では、香港特別行政区・成立記念日の7月1日前後に開始スケジュールなどが発表されるとの見方が有力だ。上海総合指数などは、小高く推移する場面もみられている。

業種別では、素材関連株の下げが目立つ。洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%下落した。前日に急伸したITハイテク関連株も安い。インフラ関連株や不動産株、自動車株、運輸株、産金株、消費関連株などもさえない。

半面、証券株はしっかり。中信証券(600030/SH)が1.2%高、招商証券(600999/SH)が1.6%高で引けた。銀行株も強含んでいる。上海を拠点とする銘柄群の一角もしっかり。
【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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