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【経済】(中国)都市部の「新貧困層」増加、持ち家あっても生活の質低下


中国の都市部で近年、「新貧困層」が増えている。「新貧困層」とは、高等教育を受け、高級オフィスで働いているにもかかわらず、実際の所得水準はブルーカラーと大差ない人々のこと。一方で、ブルーカラーに比べて、仕事や生活の面で大きなプレッシャーを感じているのが常という。燕趙晩報が伝えた。
大学卒業後、生まれ育った田舎から夢を膨らませて都会へ出てきたものの、実際に生活すると自分のことを「貧しい」と感じるようになるという。田舎では広々とした実家があったが、都会で借りているのは狭くて質素な部屋。節約のため、都心から離れた物件を借りるため、ショッピングに行くのも不便だ。
家を購入したとしても、給料の半分はローンの返済に消える。結婚して子どもができれば、生活面でのプレッシャーは増していくいくばかり。給料が上がり、家や車を持つようになっても、それ以前の方が生活の質は良かったかもしれない??と「新貧困層」は感じる。
ある調査によると、生活していく上で「安心感のある」月給水準は、最高の上海で9250人民元(約15万円)。これに深センの8780人民元、北京の8550人民元、温州の8020人民元、杭州の7880人民元、広州の7750人民元などが続く。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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