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【通貨】東京為替:ドル・円は104円06銭付近、財務相発言で介入期待が後退

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

21日午前の東京外為市場ではドル・円は104円06銭付近。麻生太郎財務相が為替介入に否定的な見解を示したことが要因。ドル・円は103円後半で寄り付いた後、日経平均株価の16000円回復を受け、104円前半に浮揚した。ただ、麻生太郎財務相が閣議後の記者会見で「為替の急激な変化は好ましくない」としながらも、為替介入に関しては「安易にやるつもりはない」と発言したことで上げ渋った。

ドル・円は日本株高が好感されているものの、ランチタイムの日経平均先物は上げ渋り、目先のドルの上昇ペースは鈍そうだ。104円台前半には短期筋を中心とするドル売り圧力が観測され下落圧力は強いため、ドル・円の104円台維持は長続きしない可能性もあろう。

ここまで、ドル・円は103円58銭-104円14銭、ユーロ・ドルは1.1306ドル-1.1343ドル、ユーロ・円は117円31銭-118円08銭で推移した。


【要人発言】
・麻生財務相
「為替の急激な変化は好ましくない」
「為替介入、安易にやるつもりはない」

・豪中銀(議事要旨)
「6月の金利据え置きは、CPIの目標回帰に合致」

《XH》

 提供:フィスコ

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