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【市況】NY株式:ダウは129ドル高、英国民投票への懸念後退

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

20日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は129.71ドル高の17804.87、ナスダックは36.88ポイント高の4837.21で取引を終了した。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る最新の世論調査で残留支持が優勢となった事を好感して、アジア・欧州株が全面高となった流れを受け、米国株も連れ高となった。主要経済指標の発表が無いなか、原油相場の上昇が好感され、終日堅調推移となった。ダウは一時270ドルを超す上昇となった。セクター別では、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で公益事業や食品・生活必需品小売が下落した。

原油相場の上昇を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が堅調推移。口コミサイトのイェルプ(YELP)はドイツ銀行による投資判断引き上げを受け、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)はロシア貨物会社と40億ドル規模の契約で合意間近と報じられ、買われた。一方で、医療保険のシグナ(CI)は同業アンセム(ANTM)による買収に当局が懸念を示していることが明らかとなり、下落した。

21-22日にかけてイエレンFRB議長が上下両院で議会証言を行う。先日のFOMCを受けて年内利上げの可能性が大きく後退するなか、年内の利上げを1回と予想する当局者も増えており、今後の利上げ方針に対してどのような見方を示すかが注目される。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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