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【市況】日経平均は5日ぶり反発、自律反発も重要イベント控え上値重く/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は5日ぶり反発。14日の欧米市場が英国の欧州連合(EU)離脱問題への懸念などから引き続き軟調だった流れを受け、日経平均は59円安からスタートすると朝方には一時15752.01円(前日比106.99円安)まで下落した。ただ、前日までの4営業日で計971円下げていただけに、為替相場が1ドル=106円台前半で落ち着きを見せていることや、日米の重要イベントを控えていることから買い戻しが入り、プラスへと切り返した。前引けにかけて16000円に迫る場面もあったが、上値は重く伸び悩んだ。

大引けの日経平均は前日比60.58円高の15919.58円となった。東証1部の売買高は19億3842万株、売買代金は1兆9253億円だった。業種別では、保険業、輸送用機器、電気機器が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、建設業、石油・石炭製品が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、みずほ<8411>などがしっかり。東芝<6502>は商いを伴って7%を超える上昇。複数の証券会社で投資評価や目標株価の引き上げが観測されている。通期決算発表で市場予想を上回る今期見通しが好感されたツルハHD<3391>は8%超の上昇。前日きつい下げとなったバイオ株だがPD<4587>などが急反発した。また、サクセスHD<6065>、ファストロジク<6037>、ジェイコムHD<2462>などが東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、KDDI<9433>、NTTドコモ<9437>などが軟調。また、一部証券会社が投資評価を引き下げた関西電力<9503>のほか、ピエトロ<2818>、ヤマダSXL<1919>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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