市場ニュース

戻る
 

【通貨】NY為替:ドル・円は106円00銭、英国のEU離脱&FOMCへの警戒感強まる、リスクオフ加速

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

 14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円86銭から106円15銭まで上昇し106円00銭で引けた。

 米国の5月小売売上高や輸入物価指数が予想を上回ったためドル買いが再燃した。しかし、その後発表された4月企業在庫が予想を下回ったためドルが伸び悩んだほか、根強い英国の欧州連合(EU)離脱警戒感にリスク回避の円買いが優勢となった。


 ユーロ・ドルは、1.1241ドルから1.1189ドルまで下落し1.1210ドルて引けた。英国のEU離脱が欧州経済に打撃を与えるとの懸念、ドイツ連邦10年債利回りが歴史上初めてのマイナスに落ち込みユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、119円09銭から118円64銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.4186ドルから1.4091ドルへ下落。英国の国民投票を控えてEU離脱運動が強化されたため、警戒感が広がった。


 ドル・スイスは、0.9666フランから0.9621フランへ下落。安全資産としてのフラン買いが加速した。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均