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【市況】米株式:自律反発期待も英国懸念で限定的か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2066.25(-3.50) (20:45現在)
ナスダック100先物 4409.00(-9.75) (20:45現在)

グローベックスは小安い
欧州は全般売り先行
英国のEU離脱問題

20:45時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。

13日のNY市場は下落。英国の欧州連合(EU)離脱の懸念などを背景に売りが先行。原油相場の反発で一時上昇する場面もあったが、その後原油相場が下げに転じたことで買いは続かず。さらに、フロリダ州で発生した銃乱射事件を嫌気したリスク回避の動きもあり、引けにかけて下げ幅を拡大した。ダウ平均は132.86ドル安の17732.48、ナスダックは46.11ポイント安の4848.44。

グローベックスの米株先物は小安く推移しており、NYダウで20ドル安程度を織り込んで推移している。足元で3日続落となり、支持線として意識されている25日線を捉えてきており、いったんは自律反発も期待される水準ではある。一方で、欧州連合(EU)離脱を巡る英国の国民投票への懸念から欧州市場は引き続き弱い動きが続いており、軒並み1.5%程度の下落で推移している。欧州の不安定な状況を背景に、自律反発も限られよう。

14・15日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。先日発表された雇用統計が軟調な内容であったことや、23日に予定されている欧州連合(EU)離脱を巡る英国の国民投票への懸念も大きく、今回のFOMCで利上げが決定される可能性は低い。イエレンFRB議長の声明で5月の雇用統計が「異常値」だったとの判断が示されるようだと、7月の可能性が再燃する公算もあり、15日の声明を待つことになりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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