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2016年06月09日16時12分

【特集】アンジェス Research Memo(6):2025年ビジョンを策定、主な目標は売上高500億円以上を達成

アンジェス <日足> 「株探」多機能チャートより

■長期ビジョン

アンジェス MG<4563>は長期ビジョンとして2025年ビジョンを策定している。主な目標は、遺伝子医薬のグローバルリーダーとして、世界で認知される遺伝子治療・核酸医薬のスペシャリストとなること、治療法のない病気の新薬を実用化すること、売上高で500億円以上を達成することの3つを掲げている。黒字化の時期としては、2019年を目標としている。黒字化要因としては、重症虚血肢治療薬の国内での販売と、グローバル開発の進捗に伴うマイルストーン収入の獲得、アトピー性皮膚炎治療薬の国内販売等が挙げられる。また、ライセンス活動も強化していく方針で、重症虚血肢治療薬の欧州、アジア市場における販売権契約や原発性リンパ浮腫治療薬、CIN治療ワクチンの契約締結に向けた取り組みを進めていく。

なお、米国で重症虚血肢治療薬の開発に成功した場合は、既に受領した契約一時金のほか、米国での開発成功によるマイルストーン収益を受け取ることになり、合計で100億円程度が見込まれている。同治療薬は国内で先行して条件及び期限付承認制度を活用した承認申請を行う予定で、その動向が試金石となる。同制度を活用すれば、申請後1年内に承認の可否が判明するとみられるが、同社の場合は過去に一度承認申請を行っており、PMDAより有効性は認められたものの、症例数不足を理由に取り下げた経緯がある。このため、現在実施している医師主導型臨床研究による追加データに問題なければ比較的短期間で承認が下りる可能性もある。国内で承認申請が提出されれば、米国での承認取得への期待も高まることとなり、同社の企業価値についても見直される可能性がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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