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【材料】JAL、国内大手証券は今後、成長戦略や株主還元施策の強化が議論されると予想

JAL <日足> 「株探」多機能チャートより
 JAL<9201>が小幅高。買い一巡後に失速し、現在は前日終値3865円と比べ小高い水準で推移している。

 SMBC日興証券は同社に対するリポートで、足元の外部環境認識としては、国内線では熊本における震災影響、国際線においては、中国路線での需給悪化、ビジネス需要鈍化の可能性など、外部環境が絶好調というわけではないと指摘。ただ、国内線では旅行・ビジネス需要が底堅いこと、国際線では海外発需要を主体に堅調な進捗が継続しているとみているほか、国土交通省航空局が12年8月10日に同社に対して示した文書「日本航空への企業再生への対応について」(8.10ペーパー)により新規の路線開設や新規投資が制限されることがあったものの、18年3月期からはこの効力がなくなると解説。

 同証券では今後、成長戦略や株主還元施策の強化が議論されると予想しており、これらがバリュエーション見直しに繋がるとみて投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は4600円から4700円へ引き上げている。
《MK》

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