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【材料】ブイキューブ---遠隔協働学習を実現するサービスを提供へ、教育ICT関連として関心も

ブイキューブ <日足> 「株探」多機能チャートより

ブイキューブ<3681>は16日、子会社のパイオニアVCが、文部科学省が推進する「人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上にかかる実証事業」の参画自治体である富山県南砺市に、同市内の6つの小中学校を相互接続し、電子黒板とタブレット端末を活用した遠隔協働学習を実現する仕組みとして、ビジュアルコラボレーションサービス「xSync(バイ シンク)」を提供したと発表している。

南砺市教育委員会からは同サービスに関して、先生にとっても児童・生徒にとってもわかりやすい簡単な操作性、複数校を接続してもスムーズな授業を実現できる安定性などの点で高い評価を得ているもよう。なお、パイオニアVCはブイキューブグループ内において、成長戦略の一つと位置づけている教育分野におけるビジュアルコミュニケーション活用の中核を担う企業である。

こうした教育ICTサービスの関連銘柄では、デジタル教科書の普及期待を背景に、チエル<3933>やスターティア<3393>が4月後半以降に急騰した経緯がある。直近では、総務省が20年までに全国すべての小・中・高校に無線LAN「Wi-Fi」を導入する方針とも一部で報じられており、ブイキューブグループのサービスにおいても、このような政策支援の動きが波及していく余地があろう。ちなみに、会社側の資料によると、学校における遠隔教育/e-ラーニングだけをとってみても、2020年の市場規模は533億円と大きな拡大が想定されている。

《SF》

 提供:フィスコ

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