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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):GMO-CH、キユーピー、いちごHD、アカツキ

GMO-CH <日足> 「株探」多機能チャートより
■GMO-CH <7177>  755円  +21 円 (+2.9%)  本日終値
 GMOクリックホールディングス<7177>が高い。同社は26日、業務提携の検討を進めていた大和証券グループ本社<8601>と業務提携することで合意したと発表、これが物色資金を誘導する材料となった。動画コンテンツやウェブマーケティングのノウハウを共有し、株券貸借取引で協業をはかる方針。また、配当方針を変更することも発表。目標配当性向を連結純利益の40%→50%に引き上げることで、これも評価されている。なお、16年3月期営業利益は37%増の106億1100万円と好調だった。

■キユーピー <2809>  2,842円  +70 円 (+2.5%)  本日終値
 キユーピー<2809>が続伸。大和証券は、同社の16年11月期第1四半期決算について、実質ベースで営業減益となると考えていたためポジティブな内容とのリポートをリリース。同証券の営業利益予想を、その他費用や原資材コストが想定以上の改善となったことを反映し増額修正。今後のポイントは、その他費用の動向であると指摘。会社は、今第1四半期のその他費用が大幅に改善した理由は不明としているものの、ブランドの集約化や低収益事業の見直しなど中計で取り組む収益改善効果など構造要因が理由であるならば、業績への影響は大きいと解説。投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)へ格上げし、目標株価は2600円から3100円へ引き上げている。

■いちごHD <2337>  515円  +12 円 (+2.4%)  本日終値
 いちごグループホールディングス<2337>が反発。ドイツ証券は、26日付のリポートで、投資判断「バイ」を継続し、目標株価を420円から590円へ引き上げたことが好感されている。2019年2月期を最終年度とする新中期経営計画の達成を目指し、メガソーラー発電所を対象としたインフラREITの設立・上場に向けた準備のほか、ホテルREIT支援の一環として、積極的に物件を取得するなどの精力的な取り組みを評価。これを受けて、同証券は17年2月期営業利益について会社計画185億円を上回る198億6400万円を予想している。

■アカツキ <3932>  4,585円  +85 円 (+1.9%)  本日終値
 アカツキ<3932>が3日ぶりに反発。26日の取引終了後、イマジニア<4644>と共同で提供するスマートフォン向けゲームアプリ「あつめて!リラックマ」の事前登録を26日に開始したと発表しており、新タイトルへの期待から買いが入っているようだ。「あつめて!リラックマ」は、あなたの部屋にやってきたリラックマ達とまったりふれあいながら、さまざまなデザインのアイテムをあつめて部屋を可愛くデコレーションし、気ままに過ごすリラックマ達をのんびり眺めて楽しむ、ごゆるりコレクションゲーム。サンエックス(東京都千代田区)からライセンス許諾を受けて、開発・運用をアカツキが、また配信をイマジニアが担当し、初夏の正式リリースを予定している。

■光通信 <9435>  8,450円  +130 円 (+1.6%)  本日終値
 光通信<9435>が反発。国内大手証券は、同社に対する17年3月期以降の営業利益予想を微修正も、17年3月期よりティーガイア<3738>が持ち分法適用会社となる見込みであることから、17年3月期以降の修正EPSを上方修正。17年3月期は携帯ショップでの携帯販売や法人携帯販売などの既存コア事業の減収が見込まれるものの、新規事業が黒字化してくることはポジティブに評価したいと解説。レーティングは「ニュートラル」を継続し、目標株価は8780円から8990円へ引き上げている。

■石油資源開発 <1662>  2,672円  +37 円 (+1.4%)  本日終値
 石油資源開発<1662>やJXホールディングス<5020>など石油関連株が高い。26日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・イン ターミディエート)の期近6月物が前日比1.40ドル高の1バレル44.04ドルに上昇。一時、44.83ドルと15年11月初旬以来、約5カ月半ぶりの高値に上昇した。米原油在庫の減少で需給引き締まり期待が強まった。

■三菱ケミHD <4188>  601.1円  +6.4 円 (+1.1%)  本日終値
 三菱ケミカルホールディングス<4188>がプラス転換。きょうの午後1時30分に、現在集計中の16年3月期の利益予想を上方修正し好感されている。連結営業利益は従来予想の25億5000万円から27億9500万円(前の期比68.7%増)へ引き上げられた。ナフサ価格の想定が前回発表時よりも若干下回ったことに伴う販売価格の低下などにより、売上高は下方修正となった。ただ、ケミカルズおよびポリマーズにおける石油化学関連製品の市況が堅調に推移したこと、およびデザインド・マテリアルズにおける販売数量ならびに販売価格が堅調に推移したことなどが利益を押し上げる。

■竹内製作所 <6432>  1,760円  +15 円 (+0.9%)  本日終値
 竹内製作所<6432>が小反発。東海東京調査センターでは、株主還元に積極的ではないことなどが投資評価を押し下げる要因と考え、当面はこの評価に変化はないと指摘。17年2月期業績は会社計画を上回ると予想し、リスクは為替動向(対ドル1円の円高で営業利益は2億5600万円減益)と解説。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を2350円から1800円に引き下げている。

●ストップ高銘柄
 アスコット <3264>  318円  +80 円 (+33.6%) ストップ高   本日終値
 ネクストジェン <3842>  1,389円  +300 円 (+27.6%) ストップ高   本日終値
 田中化学研究所 <4080>  910円  +150 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 アウンコンサルティング <2459>  510円  +80 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 アクセルマーク <3624>  4,485円  +700 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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