【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄　ホクリヨウ、松竹、リーバイス　(13日大引け後 発表分)

　13日引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ホクリヨウ <1384> 　★今期経常を一転34％増益・最高益に上方修正、配当も2円増額
　◆16年8月期の連結経常利益を従来予想の10億円→14.2億円に41.5％上方修正。従来の5.5％減益予想から一転して33.6％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。鶏卵相場が高水準で推移する中、飼料価格が想定を大きく下回ることで採算が急改善する。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の12円→14円(前期は12円)に増額修正した。

　ソフトバンク・テクノロジー <4726> 　　★前期経常を3期ぶり最高益に38％上方修正
　◆16年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→22億円に37.5％上方修正。増益率が14.0％増→56.8％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。システム開発や運用保守サービスの受注に加え、セキュリティ機器の販売が想定より伸びたことが寄与。プロジェクト管理強化による採算改善も上振れに貢献した。

　松竹 <9601> 　　★前期経常を一転1％増益・最高益に上方修正
　◆16年2月期の連結経常利益を従来予想の44.7億円→65.7億円に47.0％上方修正。従来の31.3％減益予想から一転して1.0％増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。演劇事業で歌舞伎公演の客数が増加したほか、映画興行収入が想定以上に伸びたことが寄与。賃貸収入が拡大したことも利益を押し上げた。

　リーバイス <9836> [ＪＱ]　　★12-2月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過
　◆16年11月期第1四半期(15年12月-16年2月)の経常損益(非連結)は5億7600万円の黒字(前年同期は500万円の赤字)に浮上して着地。年末年始の冬物商戦が好調だったほか、訪日外国人客の増加を追い風にアウトレット店の売上が伸びたことが寄与。契約の変更に伴い、親会社へのライセンス料が減少したことも大幅増益に貢献した。
　　通期計画の2億円を既に2.9倍も上回っており、業績上振れが期待される。

このほか、以下の銘柄の動向も注目される。

○ディップ <2379> 　★今期経常は19％増で4期連続最高益、実質増配へ
○ＴＳＩホールディングス <3608> 　★今期経常は77％増益へ

株探ニュース