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【市況】来週の株式相場見通し=急落の後遺症が尾を引く、経済対策の動向を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 来週(4~8日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価大幅下落の後遺症が尾を引く展開となりそうだ。日経平均株価の想定レンジは1万5700~1万6500円とする。

 新年度入り早々1日の東京株式市場は、いきなり急落に見舞われた。日経平均株価終値は、前日比594円51銭安の1万6164円16銭と大幅安で4日続落。寄り付き前に発表された日銀短観3月調査の内容が、事前の市場予想に比べて悪化したことに加え、外国為替市場で円高・ドル安が進行したことも株価下落を加速させた。

 日経平均株価は3月の1カ月間、1万7000円を挟んでの小幅な値動きに終始していたことから、上放れを期待する市場参加者も多かっただけに、逆に下放れが鮮明になったことで、落胆による見切り売りも多かったようだ。

 日本時間1日夜に発表される米3月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比で20万5000人程度の増加と予想されている。ただ、米利上げの先送り見通しは浸透しており、予想よりも強めの結果が出ても、円安・ドル高が加速する可能性は限定的といえる。

 ただ一方では、今回の株価下落を“政策催促相場”と受け止める向きもあり、緊急景気対策、日銀による量的追加金融緩和、消費増税の先送りといった政府主導の経済対策が前倒しされる議論が浮上すれば、全体相場の買い戻しを誘発する可能性もある。

 日程面では、3月のマネタリーベース(4日)、2月の毎月勤労統計調査(5日)、2月の景気動向指数(6日)、日銀支店長会議、3月の都心オフィス空室率(7日)、2月の国際収支、3月の景気ウォッチャー調査、3月の消費動向調査、オプションSQ(8日)に注目。

 海外では、米2月の製造業受注指数(4日)、米2月の貿易収支、米3月のISM非製造業景況指数(5日)、3月15~16日開催分のFOMC議事録(6日)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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