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【市況】NY株式:ダウは41ドル安、ベルギーのテロ爆破事件を嫌気


22日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は41.30ドル安の17582.57、ナスダックは12.79ポイント高の4821.66で取引を終了した。ベルギーで発生した連続テロ事件を受けた投資家心理の悪化で、売りが先行。その後は医薬品やハイテク銘柄を中心に買いが広がり、徐々に下げ幅を縮小、午後になって一時上昇に転じる場面もあったが、テロを受けた航空・旅行関連株の下落で上値の重い展開となった。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で運輸や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

テロの影響でデルタ航空(DAL)、アメリカン航空(AAL)など、航空関連株が軟調。旅行予約サイトのプライスライン(PCLN)やエクスペディア(EXPE)も下落した。携帯端末のアップル(AAPL)は、司法省がiPhoneのロック解除問題で、第三者からロック解除手段を入手できる可能性が高まり、本日予定されていた聴問会が延期されたことで上昇。カジノホテル運営のウィン・リゾーツ(WYNN)はモルガンスタンレーによる投資判断引き上げを受け、上昇した。

マーケット終了後にスポーツ用品のナイキ(NKE)が発表した12-2月期決算は、一株利益は予想を上振れたが、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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