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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に113円台で推移か、米FOMCの結果判明を待つ状況


15日のドル・円は、東京市場では114円14銭から113円04銭まで下落。欧米市場でドルは一時112円63銭まで続落したが、113円15銭で取引を終えた。

本日16日のドル・円は主に113円台で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果判明を待つ状況となる。早期追加利上げへの期待は持続しており、リスク回避的なドル売りはやや抑制される見込み。

今回開かれる米FOMC会合では利上げ見送りが確実視されている。市場関係者の間では次回の利上げは6月以降になるとの見方が多いようだが、FOMC会合終了後に公表される声明が早期の追加利上げ実施を示唆する内容だった場合、6月利上げ観測が広がり、ドル買いが活発になるとの声が聞かれている。

市場関係者の間では、インフレ鈍化の懸念がなくなり、雇用情勢の改善が続けば、6月に追加利上げが実施されるとの見方が多い。国際情勢や原油価格は無視できない要因とみられているが、中国経済の悪化に対する過剰な警戒感は低下しつつある。原油価格は伸び悩んでいるものの、先安観は後退したとみられている。FOMC声明で年内複数回の利上げ実施は可能との見解が示されてもおかしくない。

《SY》

 提供:フィスコ

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