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【市況】日経平均は4日ぶり反落、日銀決定会合の結果受け売り優勢/相場概況


日経平均は4日ぶり反落。前日に300円近く上昇していた反動もあり、本日は利益確定売りが先行して13円安からスタートした。日本銀行・金融政策決定会合の結果発表を控えて積極的な売買は手控えられ、前場は前日終値を挟んだ狭いレンジでのもみ合いが続いた。後場に入り日銀が金融政策の現状維持を決定したことが伝わると、利益確定売りに押され一時17042.56円(前日比191.19円安)まで下落した。ただ、売り一巡後は引けにかけて下げ幅を縮める展開となった。

大引けの日経平均は前日比116.68円安の17117.07円となった。東証1部の売買高は20億9325万株、売買代金は2兆1123億円だった。業種別では、保険業、鉱業、鉄鋼が下落率上位だった。一方、小売業、情報・通信業、電気・ガス業が上昇率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>などが軟調。メガバンク株は日銀決定会合の結果を受けてプラスに切り返す場面があった。ファナック<6954>、三井不<8801>、新日鉄住金<5401>などが2%超下落したほか、第一生命<8750>は3%近い下げ。前日まで2日連続でストップ高となっていたPD<4587>は反落。また、フュージョン<4845>、ゲンキー<2772>、関電工<1942>などが東証1部下落率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>、7&iHD<3382>、KDDI<9433>などが堅調。NTT<9432>や小野薬<4528>は小幅高。マネパG<8732>は一時急伸する場面があった。また、延期していた第3四半期決算発表を前日行った東芝テック<6588>のほか、キューブシステ<2335>、サニックス<4651>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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