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【市況】米国株見通し:反発か、ECB理事会控え様子見ムードも


『米株式市場』


8日のNY市場は下落。2月の中国貿易統計が悪化し、アジア・欧州株が軒並み軟調となった流れを受けて売りが先行。NY原油先物相場が一時4%の下落となったことも嫌気され、終日軟調な展開となった。ダウ平均は109.85ドル安の16964.10、ナスダックは59.43ポイント安の4648.83。


グローベックスの米株先物は、NYダウでは70ドル高程度で推移してきている。欧州市場は全般小高く推移しており、反発が意識されそうである。上海指数は下落だったが25日線辺りでの踏ん張りをみせていた。日本は大幅に続落となったが、週末にSQを控えている需給が影響しており、嫌気されることは無さそうだ。


昨日は主要経済指標の発表が予定されておらず手掛かり材料に欠ける面もあったが、本日はMBA住宅ローン申請指数(先週)、卸売在庫(1月)、卸売売上高(1月)が予定されており、相場の変動要因になりそうだ。もっとも、市場は明日10日のECB理事会に注目しており、これを見極めたいとする模様眺めムードが強そうである。また、原油相場については米エネルギー情報局(EIA)の週間統計発表を9日に控え、在庫増加への警戒感が強まったようである。予想通り在庫が膨れているとなると、嫌気売りを誘う可能性がある。

《TY》

 提供:フィスコ

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