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【市況】NY株式:ダウは109ドル安、中国景気の減速懸念強まる


8日の米国株式相場は下落。ダウ平均は109.85ドル安の16964.10、ナスダックは59.43ポイント安の4648.83で取引を終了した。中国の2月貿易統計が悪化し、アジア・欧州株が軒並み軟調となった流れを受け、米国株も売りが先行。本日は主要経済指標の発表が予定されておらず、NY原油先物相場が一時4%の下落となったことも嫌気され、終日軟調推移となった。セクター別では、公益事業や食品・生活必需品小売が上昇する一方でエネルギーや銀行が下落した。

原油相場の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は2月の旅客実績が落ち込んだほか、軟調な1-3月期見通しが嫌気され、下落。携帯端末のアップル(AAPL)は電子書籍の価格設定をめぐる談合で独占禁止法違反が確定し、売られた。一方でアパレル小売のアーバンアウトフィッターズ(URBN)は決算内容が好感され、大幅上昇。

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)は取締役会の人選を巡り、株主であるヘッジファンド2社との対立が表面化している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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