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【市況】8日の株式相場見通し=買い疲れで見送り継続、円高進行に警戒感も

 8日の東京株式市場は、手掛かり材料難の地合いが継続することが予想され、売り先行で日経平均株価は続落となりそうだ。先週の短期間での急騰に対する反動で、利益確定の売り継続が予想される。また、外国為替市場で円高・ドル安傾向が続いていることにも警戒感が強まっている。

 7日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比67.18ドル高の1万7073.95ドルと5日続伸した。NY原油先物価格が大幅な上昇をみせ、約2カ月ぶりの高値水準となったことで、石油関連をはじめとした資源株を中心に買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比8.767ポイント安の4708.254と5日ぶりに反落した。なお、S&P500種株価指数は5日続伸で、前週末比1.77ポイント高の2001.76と心理的フシ目である2000台を回復し、1月5日以来の高値水準となった。
 8日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円30銭台と前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 日程面では、15年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値、2月の消費動向調査、2月の景気ウォッチャー調査、1月の国際収支に注目。海外ではEU財務相理事会が焦点になる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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